『岩』と『空』と

我が家の2代目ワンコは、福島から来た「銀ちゃん」。ここに元気で生きています。

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最愛の家族「空」と出会って、、

今から4年半前、空は我が家へやって来ました。

空は置き去りにされたか、捨てられたか、逃げてきたか、、、
とある場所につながれていたのです。
飼い主さんは、見つかりませんでした。

私たち家族は、空の里親になりました。


空のルーツ

空は、元親のところで叩かれていたようでした。
散歩に出ると、リードが揺れるたびに飛び上がり、怯えた目でこちらを見ました。

私たち家族は、空を愛しました。
どこに行くにも連れていきました。

旅立つ二日前の朝、娘を駅まで送っていこうと車の鍵を持ったそのとき、横たわっていた空が、
首を持ち上げ、僕も行く!という目で私たちを見ました。
もう連れ出すことはできませんでしたが、最後まで空も家族の一員だと思っていてくれたと思います。


空が病気と闘うことになってから、、、今でも、空が我が家に来た意味をずーっと考えています。
友人は、空が選んで我が家にきたのだと言ってくれます。

私も、そう思うようになりました。
空と出会ったのは、偶然ではないと思います。
犬と暮らすことを考えていたわけでもない私達は、空の生命力に引き寄せられたのです。

空が幸せになりたかったし、最期を私たち家族に託したのだと思っています。




闘病中は、苦しくて辛かった。人間もワンコも、、、
その辛さは、同じようなことを経験している人にしかわかってもらえないものでもあります。
私は、二人の親友にずーっと話を聞いてもらっていました。
それだけも、ずいぶんと助けられたのです。


空が我が家に来た意味を考えるとき、
闘病中の飼い主同士、分かり合えるだけでも少しは楽になれるなら、、、と思い、空の闘病記を書きました。
空が誰かの役に立つなら、空が我が家にきた大きな意味だとも思ったからです。


空が旅立ってから、20日ほど過ぎました。
思い出す度、会いたくて涙が流れます。

でも私たち家族は、またワンチャンを迎え入れようと思っています。
空は、私たち家族に幸せを運んでくれました。
ワンチャンとの生活の楽しさを十分に教えてくれました。

そして、空も同じように幸せだったと確信しています。

だからまた、私たち家族を必要としてくれるワンちゃんとの出会いがあれば
空と同じような境遇の仔を引き受けるつもりでいます。


寂しくて、恋しくて、悲しいけど、
二度とワンコなんて飼わない!なんて思っていません。
それだけ私達は幸せでしたし、たくさんの思い出と共に空は生涯唯一無二の存在です。
そして、そう思わせてくれる空の力を今も感じています。


















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メラノーマ 闘病11 奇跡

メラノーマ 特に口腔内のメラノーマは、初期で発見しても治癒はたいへん難しいと言われている。

なので、発病した年齢にもよるが治療をしないことを選択する飼い主さんも少なくない。

ネットでも、悩みながらそう選択した飼い主さん(2名)のブログも読んだ。

生存期間は共に4ヶ月、、、


空は、治療をして半年、、口腔内ではなければ、少し結果は違ったかも知れないが、それは運命、、

この時間の差を短いと思うか長いと思うかは、それぞれだと思うけど最初から何もしないという
決断は出来なかった。
とは言え、治療を決めたからと言っても、ずーっとこれでいいのかこれでいいのかと、悩み、迷った。

最近は、動物の癌治療にも「免疫療法」やメラノーマの治療に「DNAワクチン」が出てきた。

ただし、免疫療法は特別な技術が必要でどこででもできないし、価格が高い。

また、アメリカ発のDNAワクチンは、やっと日本でも認可がおりたが製薬会社との関連で
まだ使用できない(北海道では)と言われた。

ただ、どちらも完治目的ではなく、延命。

愛犬の治療を通して感じたことは、動物の治療はまだまだ遅れているということ。
動物実験で人間の治療を確立しているのだから、もっと動物治療にも反映されてもいいのにと思う。

ニキビのアクネ菌がメラノーマを消したという大学での実験結果が発表されているので、
是非いつの日か、人間だけでなく動物にも治療薬を開発して欲しい。



奇跡を願ってさまざまなことをしたが、結局奇跡は起こらなかった。。。と最近まで思っていた。


でも、空は私が必死で願った通りに肺転移を起こさず、苦しむ事無く、痛みに身を丸めることもなく
穏やかなに最期を終えた。
これは、メラノーマという病気の性質を考えると奇跡だったのかもしれない。
SH3E0264.jpg
旅立つ2~3日前の生前最後の画像
右の眉腔にも腫瘍が広がり、こんもりとしているのがわかるが、お口を隠して
あまりにかわいい寝姿だったので思わず、パチリ。

SH3E0270.jpg
眠っているようだねと友人に言ってもらった最期の空


ペット霊園で火葬の後、右の顎の骨が頭蓋骨から外れているので、顎の骨、解けていたか解けはじめていたんじゃないですか?と言われた。

空の治療では、細かくは後悔することがあるけれど、
ギリギリのところで穏やかに逝ってくれたのかな~と思っている。










メラノーマ 闘病10

少しづつ、呼吸が浅く速くなったがそんなに苦しそうではない。
痛みに耐えているというわけでもなさそうだ。

足を投げ出し寝ている。

時々水、時々オシッコ、、、


段々、自力で起き上がれなくなくなってきたので足が動くと、抱っこして寝返りさせたり、
水を飲みに連れていったり、、

オシッコは立たせてやると自分で玄関まで歩いていった。

外への行き帰りは抱っこ。



暖かな背中に顔をうずめて、空の匂いを嗅いだ。




5月23日 ネパールにいる夫から衛星電話

帰国を待てない事を伝える
いつ逝くかもわからないので覚悟して欲しい


娘と二人で看取ってやって欲しいと言った夫が電話口で泣き出す


一目合わせてあげたかったけど、ごめんね、、、、もう、言葉にならない。




夫からの電話を切って30分後の午後10時45分


お水を飲ませて寝た直後、呼吸が消えた。
思わず名前を叫び体をさするが、5回ほど呼吸をしてそのまま逝ってしまった。


あまりのあっけなさにびっくりした。
全く実感がわかなかった。


メラノーマは中央生存期間7ヶ月と言われる


空は、腫瘍を発見して7ヶ月、治療を始めてから約半年で、闘いを終えた。
最後まで肺転移はなかったと思う。







メラノーマ 闘病9

食べ物に顔をそむけ水しか飲まず弱った空が、突然食べ物に興味をしめした。

それは、お魚のさしみ。


もう食べることはないと思っていたので、びっくりした!


腫瘍が邪魔で自分では食べられず、左の方から口の中に入れてやるとムシャムシャと
二切れだけ食べた。



食べさせれば延命できるのだろうか、、、
でもどんどん悪化する口腔内の腫瘍はどうなるのか、、、

それとも、少しでも腫瘍を切除できたら食べられるようになるのだろうか、、、


私は、何をしてやれるのか、、、


その時、大学生の娘が
「今の空に切除することに耐えられるの?
 少しだけ、良くなっても同じことの繰り返しだよ。
 もう運命に任せようよ」と、、、、


同じような症状に苦しんだ飼い主さんのブログを読んだ。

不治の病の猫ちゃんが食べられなくなって弱ってきた。
人間の手から食べさせて延命は叶ったが、そのせいで肺転移をしてしまった。
最期は呼吸困難になり、苦しんで亡くなった。
動物は自分で食べられなくなった時に、覚悟を決めて静かに最期を待つのに
自分がその機会を奪ってしまったのだ、と書いてあった。



栄養補助食とお水のお皿を並べて置いて、空の欲求に任せることにした。



空の下顎の腫瘍はさらに自壊し、歯も浮いてきている。
犬歯も長く見えるようになってきた。
異臭は、激しさを増してきた。

なんと過酷な病気だろうか、、




5月19日 ホームドクターさんへ

別な抗生剤を出してもらった。
経口薬の鎮痛剤も。

家族でさえも、顔をそむけるほどの体液を漏らす空を先生は素手でさわって
口を消毒してくれた。
目を合わせて、頭をなでて、頑張ってるな~って褒めてくれた。


焼け石に水かも、、って言われた抗生剤が効いて、臭いが軽減されてずいぶん楽になった。

同時に鎮痛剤も飲ませて、水を飲みに行く時とオシッコをしにいく時に起き上がる以外
空はまどろみの中にいることが多くなった。
肺転移は、まだなさそうだ。

メラノーマ 闘病8

5月10日 ホームドクターさんへ経過報告に行く。


最期までの時間は、大学病院ではなくここでお願いしたい旨を伝える。


口腔内を調べてくれる。
空は、大学病院では開かなかった口を素直に開けて見せてくれた。
下顎にも上の歯茎にも、腫瘍が出来ていた。


癌細胞が物凄い勢いで増殖していて、、、という大学病院のドクターが言った言葉通りになっていた。


この頃になると少しは食べていた食事もほとんど食べなくなっていた。
口の腫瘍が原因なのか、食欲がないのか、、、わからない、、


皮下注射で少し楽になるとのことで、もう一度入れてもらう。


長期会っていない夫の匂いを感じて欲しくて、夫が使っていたダウンを椅子の上に敷いてやる。

空は、いつもそこで寝ていた。


口の腫瘍は、日一日と大きくなって、どんどん空の顔が変わっていく。
腫瘍で口が閉じなくなってきた。
少しづつ、口から体液が漏れ異臭がするようになる。
腫瘍が自壊するかららしい。
まだ動き回れる体力が残っているので、水を飲みに行ったり、寝返りするたびに
口からの体液が床や寝具に漏れ落ちる。


私はマスクをして、介護するようになり、空気清浄機も購入した。


右の肩のリンパは大きくなって、左側も腫れ出してきた。


食事はしない。
水だけを飲む。
散歩は好きで、オシッコのついでによろよろと歩き出す。
帰りは歩けず抱っこして帰る。


いつもの散歩コースには連れていけない。

かわいい顔が変わってしまった空を誰にも見られたくなかったし、異臭がすごいから、、

車に乗せて、昔よく行った草原に連れていった。
最初は少しだけ散歩もしたけど、段々おしっこだけして帰ってきた。
家でオシッコが出来る躾をしなかったことを悔やんだ。

近所への散歩は、日が落ちてから、、、



5月15日 ホームドクターさんに電話

あまり夜寝られないみたいで、普段全く声を出さない空が、クークーいいます。
痛みがあるか、なにか不快な感じがあるみたいです。
何かお薬ありますか?


時間外で抗生剤と鎮静剤の座薬を出してくれる。

鎮静剤は、麻酔効果があるので体力がないとそのまま逝ってしまう可能性もありますとのこと。


一度だけ使ったが、あまりに深く眠るので、以後は使わなかった


先生と安楽死の話をする。


自分は昔は安楽死は反対だった。
でも、飼い主さんの苦しみを取るためには、やむおえない場合もあると、今はそう思います、とのこと。


安楽死を決断しなければならないことがあるのだろうか、、、














メラノーマ 闘病7

皮下注射が効いたのか、少しづつ食事の量が増えてきた。

従来の手作りご飯は食べなくなっていたけれど、好きなヨーグルトや栄養補助食なら
結構口にしたので、病院で調達したり、通販で取り寄せたり、、

大好きなチーズ蒸しパンなど、普段は食べさせないものも、食べてくれるならと
躊躇せずに食べさせた。

散歩は、本能なのか外に連れ出すとテコテコ歩いた。



5月9日 最後の大学病院

治療はしないが、肺の状態を調べてもらう。


相変わらず肺転移もなし、血液検査も若干数値が下がっているがそんなに悪いわけじゃない。
でも、肩のリンパも腫れてきています。
できれば放射線を当ててあげたいところですが、治療をしてもこれからは週単位の延命かもしれません。

治療は死期を早める可能性があるかもしれません、とのこと。



必ず肺転移すると言われてきたが、ひょっとして最後まで転移しないんじゃないだろうか、、




結局、血液の数値や画像では空の全身の状態はわからないのだ。







メラノーマ 闘病6

4月18日に放射線治療を受けてからの副作用は、とても重いものだった。

食欲も戻らず、ほとんどを寝て過ごす。

ワンコは、健康なら時々寝返りをするものだが、それもなくただぐったりと寝ていた。


そのうちに咳をし始め、痰がからみ、グルグル言い始める。


とうとう、肺転移が始まったのだ。


空の死を実感する。
毎日毎日、泣いて過ごす。

何とか食事をさせようと好きなヨーグルトなどを口に運ぶが、ほんの少し舐めるだけ。


泣き顔を見せないようにするが耐えられない。


4月25日、大学病院の予約日 空を連れていく。


肺転移したと思う。
もう治療はしません。


ところが、相変わらず肺転移はなく全身状態は悪くありません、との事。


では、この咳は??


多分、気管支への放射線の影響でしょう。
炎症を起こしていると思います。


この日は治療することなく帰宅。
GWを挟んで元気が出てきたら、治療を開始しましょう、と言われる。


でも、治療できるほどに回復することはなかった。


空の状態は、どんどん悪化し、寝ていて震えだすこともあった。

あわてて、ホームダクターさんへ連れて行く。

放射線の副作用か、癌細胞が全身を蝕んでいるのか、これまでの治療が蓄積されてのことか。。
つい1週間前までは、ちゃんとご飯を食べて散歩してたのに、、、どうしてこんなことになってしまうのか、、


ビタミンや水分など、皮下注射をしてもらう。

これで食欲が回復してこなければ、そんなに長くないかもしれませんね、との事。

まずは、GW明けるまでを目標にしましょうと言われる。


空の最期を実感し、どうしたら苦しまずに過ごさせることができるのか
そればかりを考えるようになる。





メラノーマ 闘病5

この頃、私は西洋医学で治らないならば東洋医学でなんとか奇跡は起きないのかと考えていた。
漢方薬を飲ませたり、デドックス効果がある酵素を飲ませたり、除菌と言って家の中を掃除したり、
整体をやってもらったりと少し宗教っぽい方向に向かっていた。

中には、科学的に証明されていないものという評判のあるものもあったが

「世の中には、科学で証明できないものはたくさんある。
証明されないからと言ってそれが間違いだとは、誰にも言えないよ。
科学的なものばかりで世の中できているわけじゃない」と言った夫の言葉が心のより所だった。

とにかく、空の最期を覚悟すればするほど奇跡を起こしたかった。
そう考えることで、なんとか自分の精神の均衡を保っていたようにも思う。


4月に入って、大学病院へ術後のチェックへ行く。


新たな腫瘍は3センチくらいになっていた。

相変わらず肺転移はなく、血液検査も問題ない。


緩和的治療です。
放射線をしましょう。
麻酔薬も少量です。放射線量も多くありません。
あくまでも緩和目的です。
それでも月単位の延命でしょう。
全身状態が悪くないのに、ご飯が食べられなくなる可能性があります。
かわいそうです。


わたしはドクターからそう説得されて、それでも何もやりません、とは言えなかった。

相談する人もいない。夫は、海外の山奥へ行ってしまっているのだ。


4月11日、放射線照射。

のどのあたりを中心に少し広く照射しました。
口腔内に新たに腫瘍がありました。
できる限り取りましたが、癌細胞がもの凄い勢いで増殖しています。


なんとも言えない不気味な苦いものがこみ上げる。


空はどうなるのだろう、、、、


腫瘍は、放射線が効いて、成長が止まり、やがて少しづつ小さくなっていった。
副作用も少なく、元気に回復した。


4月18日 2回目の放射線。

これきり、空は大学での治療が受けられなくなる。

放射線の副作用か癌細胞の為か、この治療を境に食事も取れなくなり衰弱してしまったのだ。

ここからの一ヶ月、本当の闘病が始まった。


メラノーマ 闘病4

3月第1週目の大学病院の予約日


予想していた通りにリンパの腫れは、手術して切除しましょうと促される。
肺転移もない、全身状態も悪くないです。
とにかく空ちゃんの局所での進行が早いです。
肺転移していたら、もう治療法もないのですが、このままだとリンパが大きくなって
のどを圧迫するおそれがあります。
食事ができなくなりますので、切除しましょう、、、、とのこと。

だらだらと時間を掛けて考えている時間はない。

次の週で予約した。

でも、迷いが消えない。

誰の為に治療してるのか、、
空が望んでいることなのか、、
いつまで、こんないたちごっこのようなことを続けるのか、、

家族と相談して、一時は手術をしないという結論を出す。


手術の2日前、ホームドクターさんに報告に行く。
手術の予定だったが、やらないと、、、


すると、緩和ケアの意味でも手術はしたほうがいいと勧められる。
喉のリンパが大きくなってくると重いし、最悪、皮膚を突き破る可能性もある。
そうなってはもう何もできなくなる。
最後まで食事ができて、、と考えるなら、今のうちに取った方がいいと。

緩和ケア、、という一言に心が動いた。

結局、予定通りに3月中旬に喉元のリンパと喉に奥にあるリンパを切除した。


口腔内の手術とは違って、今度は2日間の入院


退院してくるまで、一日がとても長く感じた。


退院の日、迎えに行くと今までようなわけにはいかず、
一見してダメージが大きかったことがわかった。


やっぱりこんなに負担を強いたんだとかわいそうでかわいそうで、、、


すぐには食欲も戻らず、とても心配したが少しづつ元気になって、
散歩もできるようになり、手作りご飯も食べるようになってきた。


3月の末に夫が2ヶ月の長期で海外に行くことになっていたが、
この分なら、帰国までは十分元気でいるんじゃない?と言って夫を送り出す。
夫ももう会えないなどとは予想だにしなかった。


ところが1ヶ月もしないうちに、やはり喉元に腫瘍ができ始める。
やはり進行は早く、あっと間に大きくなっていく。


でも、もう慌てなかった。
すべてを覚悟していた。
もう何もしないのだ。
もう辛い思いはさせたくない。
空との別れが遠くないことを受け入れ初めていた。

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